プロ野球12球団の所属選手が米大リーグ移籍の際に利用するポスティングシステムの申請手続き期間が1日、始まった。海外フリーエージェント権を取得する前に移籍を目指す場合の制度で、12月15日が締め切り。
昨オフに将来的なメジャー移籍の希望を明かしたロッテの佐々木朗希投手の動向が注目される。ポスティングシステムを利用するには球団の承認が必要で、ロッテは話し合いの場を設ける方針を示している。中日の小笠原慎之介投手は、この制度で移籍を目指すことを表明している。
申請すると米大リーグ機構（MLB）に契約可能選手として通知される。交渉期間は45日間。契約が成立すれば、契約金と年俸の総額に応じて日本球団への譲渡金の額が決まる。昨季終了後には山本由伸投手、今永昇太投手らが移籍した。