【ニューヨーク共同】南部ケンタッキー州ルイビルで2020年3月、黒人女性ブレオナ・テーラーさん=当時(26)=が警察官に撃たれ死亡した事件で、過剰な暴力を行使してテーラーさんの公民権を侵害した罪に問われた白人の元警察官、ブレット・ハンキソン被告=事件後免職=に対し、連邦地裁の陪審は1日、有罪評決を下した。米メディアが伝えた。
被告ら警察官3人は、薬物捜査の一環で踏み込んだテーラーさん宅で、一緒にいた男性が被告らを侵入者だと思い発砲した。被告らも応戦、テーラーさんは銃弾を受けて死亡した。
州地裁では、ハンキソン被告は危険行為の罪に問われたが、22年3月に無罪評決が下っていた。