能登半島地震で被災した石川県七尾市の商店街「一本杉通り」で3日、グルメイベントが開かれ、地元産食材を使ったさまざまな料理が来場者に振る舞われた。地震で損壊した店舗や道路が今も残るものの、商店街の振興会が「復興に向かって進む様子を見てほしい」との思いで、地震前と同じ規模で企画した。
イベントは毎年11月に開催し、今回で3回目。地元の秋の伝統行事「大市」の出店減に悩み、にぎわいを取り戻すため、振興会が県内の飲食店を誘致して始まった。
商店街は地震からの復旧途上にあり、通常営業ができていない店舗も。イベント見送りも検討されたが「今の状況を含めて発信したい」と、例年通りの開催を決めた。