【テヘラン共同】イランのペゼシュキアン大統領は3日、政府の会合でイスラエルへの再報復を巡り、パレスチナ自治区ガザやレバノンで停戦が実現した場合「対応の種類と強度に影響を与えるかもしれない」と述べ、再報復が限定的になる可能性を示唆した。政府が発表した。難航する停戦交渉を進めるようイスラエルに圧力をかけた形。
地域情勢の安定化を求めるイランは7月末にイスラム組織ハマスの最高指導者ハニヤ氏が暗殺された際は、ガザ停戦交渉を重視する構えを見せ、報復を一時自制した。
ペゼシュキアン氏はイスラエルに対し「イランは領土と安全保障に対するいかなる侵害も放置しない。壊滅的な対応を受ける」とも警告した。