島根県の丸山達也知事は5日、原子力規制委員会を訪れ、中国電力が12月に再稼働を予定している島根原発2号機(松江市)について「再稼働の準備段階で実施する設備の使用前検査を厳正に確認してほしい」と要望した。
島根2号機と同型の東北電力女川原発2号機(宮城県)は10月に再稼働後、発送電開始直前で機器トラブルにより原子炉を停止している。丸山氏は「問題発生時は一度立ち止まって点検するなど、中国電が慎重に工程を進めるよう指導していただきたい」と求めた。
対応した原子力規制庁の片山啓長官は「久しぶりの再稼働であり、中国電の取り組みはしっかりと監視する」と応じた。