【ワシントン共同】米大統領選の投票が5日始まった。米史上初の女性大統領を目指す民主党候補ハリス副大統領(60)と、返り咲きを目指す共和党候補トランプ前大統領(78)は勝敗を決する激戦7州で支持率が拮抗し、大接戦となっている。結果は米国の民主主義の針路や日本を含む世界情勢に多大な影響を与える。開票は5日夜(日本時間6日朝)に始まり、郵便投票の開票に時間を要せば勝者判明に数日かかる可能性もある。
政治サイト、リアル・クリア・ポリティクスによると、4日時点の激戦7州の支持率平均はハリス氏47.7%、トランプ氏48.5%。ハリス氏が中西部ミシガンなど2州で0.4~0.5ポイント、トランプ氏が南部ジョージアなど5州で0.4~2.8ポイントリードしている。ワシントン・ポスト紙は「信じられないほどの僅差」と伝えた。
両候補は4日、激戦7州のうち、獲得を競う選挙人の割り当てが最も多い東部ペンシルベニアでそれぞれ集会を開き、最後の訴えに臨んだ。