名古屋矯正管区と名古屋刑務所は6日、2022年に名古屋刑務所で男性受刑者に暴言を吐くなどしたとして、刑務官7人を戒告などとしたと発表した。うち1人は、男性の指印を勝手に押したとする私印不正使用の疑いで書類送検された。
刑務官はいずれも男性で20~40代。書類送検された刑務官は30代で、意思疎通を図るのが困難だった男性の指に勝手にインクを付け、書類に押し付けたとされる。他の6人は、暴言を吐いたり、水や必要な薬を与えなかったりしたとして、訓告や厳重注意などとなった。
名古屋刑務所では21~22年、刑務官22人が3人に対し、顔をたたいたり、暴言を吐いたりしていたことが発覚した。