大川原化工機の元顧問で、勾留中に判明したがんで死亡した男性の遺族が、拘置所で適切な医療が受けられなかったとして国に損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で東京高裁は6日、請求を退けた一審判決を支持し、遺族側の控訴を棄却した。