楽天グループは6日、自動走行ロボットが食品や料理を届けるサービス「楽天無人配送」を東京都中央区の晴海周辺で開始したと発表した。スマホで注文すると、地域のスーパーや飲食店の商品をロボットが配送する。配達員不足の深刻化に対応した事業で、他の店舗や地域への拡大を検討していく。
6日はロボットが実際に商品を載せて、公道を約1キロ走る様子を報道陣に公開した。まず食品スーパーの文化堂とスターバックス、吉野家の3店舗の商品を扱い、晴海全域と月島、勝どきの一部地域を対象とした。配送料は1回100円。
ロボットは米カートケン製。走行は人がリモートで監視し、横断歩道を渡る際などは遠隔操作する。