大相撲九州場所(10日初日・福岡国際センター)で3場所ぶりに再入幕の尊富士は6日、福岡県太宰府市の伊勢ケ浜部屋で幕内熱海富士らと9番取った。夏場所を右足首負傷で全休したため、幕内の土俵は110年ぶりの新入幕優勝を遂げた春場所以来となる。25歳のホープは「何も変わらない。どの地位でもやることをやるだけ」と平常心を強調した。
春場所の快挙後は左大胸筋も負傷し、十両転落を経験。「筋肉だけでは、また壊れやすい体になってしまう」と故障防止への意識も高まる。福岡入り前はてっぽうを1日千回こなすなど基礎運動を徹底してきたという。