6日の東京外国為替市場の円相場は対ドルで下落し、一時1ドル=154円台を付けた。7月下旬以来、約3カ月ぶりの円安ドル高水準となる。米大統領選で共和党候補トランプ前大統領が優勢との観測が広がり、円を売ってドルを買う動きが加速した。
減税を公約に掲げるトランプ氏が勝利すれば、インフレ圧力が高まり米長期金利が上昇するとの見方が強い。日米の金利差を意識した円売りドル買いにつながった。
午後5時現在は前日比1円66銭円安ドル高の1ドル=153円93~95銭。ユーロは58銭円高ユーロ安の1ユーロ=165円22~26銭。
米大統領選は、トランプ氏優勢が伝わると一転して円安が急速に進んだ。