日本水連は6日、東京都内で常務理事会を開き、空席となっていた競泳委員会のトップに五輪2度出場の倉澤利彰氏(48)が就任することを承認した。競泳はパリ五輪で銀メダル一つと低調で、2028年ロサンゼルス五輪に向けた新体制へ早期に移行するためとして、梅原孝之委員長が9月末で退任した。
梅原氏の任期が残る来年6月末までは肩書が委員長代行となる。「水泳ニッポン復活に向けた強化プランの策定が急務。関係する方々全てが同じ方向を向き、戦う集団となるべく尽力する」とのコメントを出した。
倉澤氏は選手として1992年バルセロナ、96年アトランタ両五輪に出場。21年東京五輪では代表コーチを務めた。