【パームビーチ、フェニックス共同】米大統領選で共和党のトランプ前大統領の勝利を受け、西部アリゾナ州フェニックスなどの激戦州や地元の南部フロリダ州パームビーチの支持者らは「勝利」と書かれた旗を振るなどお祝いムードに包まれた。
民主党のハリス副大統領の支持者らは敗北に困惑し「民主主義の危機だ」と悲愴感を漂わせた。双方ともに分断された社会の融和を願うが「トランプ氏次第だ」という声が相次いだ。
パームビーチにあるトランプ氏の私邸マールアラーゴの近くでは支持者らが「トランプ氏勝利」と書かれた大きな旗を振り結果を歓迎した。
無職デーブ・コーリーさん(69)は「トランプ氏はわれわれのために尽力してくれる。国境を封鎖して移民の流入を食い止め、物価を下げてほしい」と期待を寄せた。
トランプ氏が競り勝った激戦州の一つ東部ペンシルベニア州ピッツバーグでは、元病院事務のリズ・マシューさん(68)が「トランプ氏の言動に、なぜみんながだまされてしまったのか理解できない」と暗い表情を見せた。