フィデアホールディングス(HD、仙台市)は8日、傘下の荘内銀行(山形県鶴岡市)と北都銀行(秋田市)が合併してできる新銀行を「フィデア銀行」とし、山形市に本店を置く計画を発表した。合併は2027年1月の予定。東北では初めて県境を越えた広域地方銀行になる見通し。
荘内銀の松田正彦頭取と北都銀の伊藤新頭取が仙台市で記者会見を開き計画を説明した。北都銀取締役専務執行役員の佐藤敬氏が25年4月1日付で両行の頭取に就任、合併後のフィデア銀頭取に就任するという。
合併により基幹システムを一本化して経費削減につなげ、人材を成長分野に振り向ける方針だ。