兵庫県たつの市で2006年に小学4年の女児を刺傷したとして殺人未遂容疑で逮捕された勝田州彦容疑者(45)が、県警の任意聴取開始から1カ月以上たった今年7月ごろに事件への関与を示唆する供述を始めていたことが8日、捜査関係者への取材で分かった。聴取の当初は関与を否定していたが、捜査員とのやりとりの中で心境に変化があったとみられる。
捜査関係者によると容疑者は聴取時、07年に同県加古川市で起きた小学2年女児刺殺事件への関与も示唆。たつの市の事件については当時の状況や凶器などを具体的に説明したといい、捜査で真実性の裏付けがどれだけ進むかが焦点となる。