市民団体「シベリア抑留者支援・記録センター」は8日、第10回シベリア抑留記録・文化賞にノンフィクションライターの石村博子さん(73)と、映画監督の佐野伸寿さん(59)を選んだと発表した。賞は抑留の歴史の記録に貢献した作品や活動を表彰する目的で2015年に創設されたが、今回で終了する。
センターによると、石村さんは約8年かけて「脱露 シベリア民間人抑留、凍土からの帰還」(KADOKAWA)を今年7月に出版した。
佐野さんは映画「阿彦哲郎物語 戦争の囚われ人」など2作品(昨年12月公開)で監督を務めた。
贈呈式は24日に東京都内で開かれる。