中津川市民病院(岐阜県中津川市)は8日、50代女性が慢性副鼻腔炎の手術後、失語症などの後遺症を負う医療事故があり、病院側がミスを認め、約9900万円を支払うことで本人と合意したと発表した。女性は常時介護が必要な状態となっている。合意成立は10月17日付。
病院によると、女性は2021年10月に手術を受けた。退院から10日後、頭痛を訴えたため、病院が頭部をMRIなどで調べた結果、脳にうみがたまっているのが見つかったという。病院はうみを取り除く手術などをしたが、意欲や自発性の低下、失語症の症状が出た。