兵庫県たつの市で2006年、学習塾帰りの小学4年女児を刃物で刺傷したとして、殺人未遂容疑で逮捕された勝田州彦容疑者(45)とみられる男を事件前、現場周辺で目撃したという情報が県警に複数寄せられていたことが9日、捜査関係者への取材で分かった。県警は容疑者が襲撃の機会を図るため、下見に訪れた可能性があるとみて捜査している。
捜査関係者によると、容疑者は事件当時について「女児を物色していた」という趣旨の供述をしているほか、事件の数分前に塾から出た別の女児に抱きついたことを認めており、県警が関連を調べる。
容疑者は07年に同県加古川市で起きた小学2年女児刺殺事件への関与も示唆している。