気象庁は10日、暖かく湿った空気の影響で、沖縄県や鹿児島県の奄美で大気の状態が非常に不安定になっているとして、土砂災害などへの厳重な警戒を呼びかけた。沖縄では10日午後3時までの24時間に国頭村で166ミリ、東村で144ミリの雨を観測した。
気象庁によると、東シナ海の気圧の谷に向かって暖かく湿った空気が流れ込んだ。10日朝、沖縄県国頭村や東村付近で1時間に120ミリ以上などの雨が降ったとみられ、同庁は記録的短時間大雨情報を相次いで出した。
奄美も含め引き続き、雷を伴った猛烈な雨が降る所があるとしている。落雷や竜巻などの激しい突風への注意も呼びかけている。