中国電力は11日、島根原発2号機(松江市)の原子炉を12月7日に起動し、再稼働すると発表した。12月下旬には発送電を開始し、来年1月上旬の営業運転再開を目指す。島根原発は全国で唯一、県庁所在地に位置している。
島根2号機は、2012年1月に定期検査のため運転を中止。中国電は、今年10月28日に再稼働に必要な安全対策工事を完了させ、11月3日には核燃料560体を装填する作業を終えた。
東京電力福島第1原発と同じ沸騰水型軽水炉(BWR)。東北電力は、同じタイプの女川原発2号機(宮城県)を10月29日午後に再稼働したが、機器のトラブルで11月4日に原子炉を停止した。