【北京共同】中国の王毅外相は12日、訪中しているロシアのショイグ安全保障会議書記と会談し、連携強化の方針で一致した。中ロ関係発展の大局を維持し、世界情勢の安定を促進する考えも共有した。中国外務省が発表した。来年1月のトランプ次期米大統領就任をにらみ、「予測不能」な新政権に対応するため結束を確認した形。
会談で王氏は、トランプ政権発足を念頭に「国際情勢が複雑になればなるほど、より確固たる団結と協力が必要だ」と主張。情勢の変化を注視し、ロシア側と密接な意思疎通を図りたいと強調した。ショイグ氏も「不安定な世界に直面し、中ロ両国が意思疎通を続ける重要性がより明確になった」と応じた。