神奈川県警は13日、相模原市の食品加工会社「寿食品」が学校給食に国産と偽って外国産の豚肉を納入していたとして、不正競争防止法違反(誤認惹起表示)の疑いで、同市中央区の同社元社長鹿島敏裕容疑者(63)ら5人を逮捕した。
逮捕容疑は、2023年5~10月、外国産の豚肉や鶏肉を国産と偽ったり、外国産と国産を混ぜ合わせたりして相模原市の学校給食センターなどに18回にわたり計約1772キロを納入した疑い。
県警は23年10月、食品の定期検査で産地偽装の疑いがあることを把握した川崎市教育委員会から情報提供を受けて捜査を開始。同社と加工工場を家宅捜索していた。