【コロンボ共同】インドの首都ニューデリーで13日、今シーズン初めて6段階ある大気汚染の指標で最悪を記録した。健康な人にも害を及ぼすレベルで、航空機の遅延など経済活動にも影響が出始めた。
ニューデリーの国際空港では濃い霧のため13日早朝から視界が悪くなり、地元メディアによると7便が目的地を変更。他にも多数の便に遅延が生じた。
デリー首都圏政府は大気汚染の悪化を防ぐため、爆竹の製造や販売、使用を来年1月1日まで禁止している。だが10月31日のヒンズー教の大祭「ディワリ」を祝うため、多くの爆竹や花火が使われ、汚染が進んだ。近郊の農地での野焼きや車の排ガスも原因だとされる。