忍者の里として知られる三重県伊賀市の上野公園で16日、忍者の文化を広める体験型イベントが開催された。衣装貸し出しのほか、手裏剣投げをスポーツとして普及させようと「全日本忍者手裏剣打選手権大会」の予選も開かれ、県内外からの参加者が来年1月に滋賀県甲賀市で開かれる本選を目指した。
大会は、五重の円が描かれた的に向かって手裏剣を投げ得点を競う。主催の日本忍者協議会によると、渡される手裏剣は6枚だが、最後の1枚は敵の襲来に備えるため投げてはいけないという。
予選は12月にかけて仙台市や長野県上田市、福岡県太宰府市、宮崎市など各地で実施。上位40人が、来年1月25日の本選に出場できる。