【バクー共同】アゼルバイジャンで開催中の国連気候変動枠組み条約第29回締約国会議(COP29)の会場で16日、環境保護や人権問題に取り組む市民団体のメンバーらがデモを実施した。温室効果ガスを大量に排出してきた先進国は、異常気象の被害に直面する途上国に「代償を払うべきだ」などと訴えた。
COP29の交渉で、途上国側は現状の支援規模の年1千億ドル(約15兆円)を大幅に上回る年数兆ドルを要求しているが、先進国側は難色を示している。
アフリカや南米、アジア各国から来た参加者らは「失望している」と表明。「(途上国に対する)ツケを払え」などと書かれた横断幕を掲げて連帯を示した。