【キーウ共同】米ブルームバーグ通信は17日、北朝鮮がロシアに派遣する部隊について、一度にではなくローテーション配置によって最大で延べ10万人規模に達する可能性があると報じた。20カ国・地域(G20)の一部の国による分析という。
今週ブラジルで開かれるG20首脳会議に合わせ、ドイツのショルツ首相が中国の習近平国家主席と会談する際に取り上げ、北朝鮮に対する影響力を行使して事態の激化を避けるよう求める見通しだとも伝えた。
ウクライナ侵攻を続けるロシアへの北朝鮮派兵については、16日にペルーで開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)でも欧州とインド太平洋地域にとって「大変危険な動きだ」とバイデン米大統領が非難した。
ウクライナ政府高官によると、北朝鮮は1万人以上の兵士をロシア西部クルスク州に派遣し、ロシア兵と合わせて約5万人がウクライナ軍と交戦中だ。