世界遺産「明治日本の産業革命遺産」の構成資産の一つ、三池港(福岡県大牟田市)で、港の出入り口から夕日が差し込み、水面に映った輝きが真っすぐ伸びる「光の航路」が現れる季節を迎えた。11月と1月にそれぞれ1週間程度だけ、日没の方角が港の出入り口と重なるために起きる現象。市は職員の発案で「光の航路」と銘打ち、地元のPRに努めている。
今年は11月15~22日が見頃とみられる。18日は強風の上に雲がかかり、はっきりとした「航路」とはならなかったが、観光客などの撮影用に市が一般開放している港の岸壁には90人近くが集まった。
三池港は1908年に開港し石炭の輸出で栄えた。