【モスクワ共同】ロシアのペスコフ大統領報道官は18日、バイデン米政権が米国製の長射程兵器によるロシア領攻撃をウクライナに認めたとの米報道を受け、「実際に決定されたのなら、米国の紛争関与の観点からも質的に新たな緊張の段階に入ったことを意味する」と述べ、批判した。
ペスコフ氏は「攻撃はウクライナでなく、許可を与えた国々が行うものだ」と指摘。米欧による紛争関与の態様を根本的に変えるものだと主張した。
プーチン大統領は9月、長射程兵器によるロシア領攻撃が容認された場合は「NATO諸国とロシアが戦うことを意味する」と発言し、NATOへの攻撃を示唆して強くけん制していた。