公立中学校の部活動を、地域のスポーツ団体などに委ねる「地域移行」で、長崎国際大(長崎県佐世保市)は、指導者役として学生を派遣する取り組みを始め、19日、学内で激励式を開いた。大学駅伝部に所属し、中学の陸上部の指導に当たる人間社会学部3年山口義斗さん(21)が「地域の力となれるよう学生一同頑張りたい」と抱負を語った。
大学によると、派遣するのは地域移行に関する科目を学んだ約40人が中心。
地域移行は、教員の負担軽減や少子化が背景にある。一方で、指導できる人材の不足が課題で、学生派遣について、スポーツ庁は「先導的な取り組みだ」と評価した。