山口県下松市沖の瀬戸内海で17日にプレジャーボートが別の船と衝突後に沈没し、3人が死亡した事故で、運輸安全委員会広島事務所は19日、原因調査のため徳山海上保安部に事故調査官を派遣した。
取材に応じた本多功朋地方事故調査官(40)は「事故の全体の形をまず把握したい。必要があれば広島県の関係先にも赴く可能性がある」と述べた。調査期間は未定としている。
海保によると、広島県尾道市の船会社が所有するタグボートが台船をえい航していた。タグボートに衝突の痕跡はなく、プレジャーボートと、台船またはロープが衝突したとみられる。
海保は業務上過失致死などの疑いで捜査している。