【リオデジャネイロ共同】ドイツのショルツ首相は19日、ブラジル・リオデジャネイロで中国の習近平国家主席と会談し、ウクライナ侵攻を続けるロシアへの北朝鮮の派兵は情勢をエスカレートさせると警告した上で、習氏に緊張緩和に向けて影響力を発揮するよう求めた。DPA通信がドイツ政府報道官の話として報じた。
北朝鮮兵の戦闘参加を受け、ロシアや北朝鮮と関係が深い中国に、両国への影響力を求める声が高まっている。
会談でショルツ氏は世界平和のため共に努力するよう習氏に呼びかけ「誰も隣人を恐れてはならない。これは世界平和の中心的な原則であり、私たちは懸命に取り組んでいる」と発言した。