米国の宇宙企業スペースXは20日(米中部時間19日)、月や火星への有人飛行を目指す大型宇宙船「スターシップ」で、6回目の無人飛行試験を実施した。トランプ次期米大統領が発射場がある南部テキサス州を訪れ、打ち上げを視察した。同社のイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)との親密ぶりを示した。
スターシップは宇宙船とロケットを合わせた全長が史上最大の121メートル。第1次トランプ政権が決定した米主導の国際月探査「アルテミス計画」では有人月面着陸に使われる。現在の計画通り2026年に実現すれば、次期政権のレガシー(政治的遺産)となる。