半導体メモリー大手キオクシアホールディングス(HD、東京)が12月中旬にも上場することが21日、分かった。22日に東京証券取引所から上場承認を得る方向で調整している。時価総額は当初の目標である1兆5千億円を下回り、7500億円規模となる見通し。
半導体市況は人工知能(AI)向けのデータセンター需要などで2025年から上向くと判断した。時価総額は当初想定した規模には及ばないものの、上場後に設備投資などで収益力を強化し、市場からの評価を高めたい考えだ。
承認後に公開価格を決める作業が始まる。投資家の需要などによって上場時の時価総額は変動する可能性がある。