東京電力は21日、福島第1原発2号機の使用済み核燃料プールからあふれた水を受ける「スキマサージタンク」の下流にある配管が損傷した原因は、事故時に核燃料を冷やすために注入した海水による腐食だったと発表した。同様の腐食を確認した配管を含めて計4カ所を補修し、来週にもプールの冷却を再開する。
東電によると、配管内部に加え、異なる金属が接触する継ぎ手の部分で、腐食が進む現象が起きたとみられる。1号機の配管でも、腐食が起きていないかどうか調べる。
タンクはプールが満水であることを確認する設備で、8月9日に水位低下が判明。10月2日、配管に約1センチの穴が開いているのを確認した。