【ブリュッセル共同】ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の工場閉鎖計画を巡り、労働組合は21日、大規模ストライキを12月1日から実施する計画を明らかにした。ドイツ国内の工場閉鎖や人員削減を進めようとする経営側に、労組は強く反発。交渉は続けるものの溝は深く、協議は難航しそうだ。
VWの経営側とドイツ最大の産業別労組のIGメタルが21日に協議した。労使交渉は3回目で、次回は12月9日に開催予定。IGメタルの担当者は記者会見で、ストについて「私たちが交渉に圧力をかけることに本気だということを示す規模になる」と説明した。