【ロサンゼルス共同】米証券取引委員会(SEC)は21日、ゲンスラー委員長が来年1月20日で退任すると発表した。ゲンスラー氏は在任中、暗号資産(仮想通貨)を厳しく取り締まっており、推進派のトランプ次期米大統領は選挙中、ゲンスラー氏の解任を明言していた。トランプ氏の大統領就任と同じ日に退くことになる。
ゲンスラー氏はバイデン政権の指名で、2021年4月に就任。ゲンスラー氏はこの日の声明で「米国の資本市場が世界最高であり続けられるよう務めてきたことは生涯の名誉だ」と強調した。
ゲンスラー氏は09~14年には米商品先物取引委員会委員長も務め、先物の取引規制強化に取り組んだ。