半導体メモリー大手のキオクシアホールディングス(東京)は22日、東京証券取引所への新規上場が承認されたと発表した。12月18日にプライム市場に上場する。売り出し時の想定価格は1株1390円で、時価総額は7500億円規模の見通し。上場で設備投資などの資金を確保し、競争力の強化につなげる。
売り出し価格ベースの時価総額は、10月に上場した東京メトロ(7千億円規模)を上回る大型案件になる見通し。ただ、当初目標とした1兆5千億円規模の半分程度にとどまる。
調達資金は、需要拡大が見込まれる人工知能(AI)向け先端品の生産や、研究開発に活用する方針だ。