15日に101歳で亡くなられた三笠宮妃百合子さまの通夜が24日、東京都港区の赤坂御用地にある三笠宮邸で営まれた。秋篠宮ご夫妻や天皇、皇后両陛下の長女愛子さまら皇族、石破茂首相や閣僚のほか、ゆかりのある人たちが参列し、百合子さまをしのんだ。
両陛下は慣例で参列せず、通夜の前に宮邸を弔問し、玄関先で見送りに出た親族に一礼した。上皇ご夫妻も弔問に訪れた。
通夜は午後6時から宮邸1階で始まった。部屋全体に白い布がかけられ、祭壇は両陛下からの供え物や皇族からの花で飾られた。孫で喪主を務める三笠宮家の彬子さまがひつぎに向かって静かに頭を下げ、秋篠宮ご夫妻が続いた。次女佳子さまや長男悠仁さまも参列した。
宮邸ではこれに先立ち、ひつぎを通夜の部屋に移す儀式「正寝移柩の儀」があり、秋篠宮ご夫妻らが出席した。通夜は25日も続き、本葬に当たる「斂葬の儀」は26日に東京都文京区の豊島岡墓地で執り行われる。