＜あのころ＞「奥の細道」の自筆本発見 28年前の11月25日

1996（平成8）年11月25日、江戸時代の俳人、松尾芭蕉の「奥の細道」の自筆本が鑑定で確認されたと研究者らが発表した。大阪の古書店主が所蔵していた。縦16.6センチ、横17.1センチの和紙に66ページで全文が記され、保存状態は極めて良好。推敲の跡も生々しく分かり、古典文学史上で重要な発見となった。