札幌市南区で10月に起きた空き家窃盗事件で、運転役として逮捕されたタクシー運転手三田兼輔容疑者(24)が事前に現場を下見していたことが25日、北海道警への取材で分かった。捕まるリスクが低い運転役の闇バイトを探して応募したと供述し「指示役に言われた家に行き、電気がついているかどうかを確認した」と話している。
三田容疑者は「金が欲しかったのでまあいいかと軽く考えた」とし、指示された口座に2千円を送金したとも供述。実行役として窃盗などの容疑で再逮捕された鈴木陸被告(25)=強盗罪などで起訴=は「指示役から2千円で犯行の道具を購入するよう指示され、ハンマーを買った」と説明している。