【マニラ共同】フィリピンのサラ・ドゥテルテ副大統領が、殺し屋を雇って自分が殺された場合にマルコス大統領らを殺すよう命じたと発言した問題で、司法省高官は25日、大統領暗殺を計画した首謀者として、サラ氏を呼び出して取り調べる方針を明らかにした。
マルコス氏は25日に動画声明を出し、「私たちを殺すという脅迫やののしりがあった」とし、「このような犯罪の試みを見逃してはならない」と非難、法律の順守を求めた。「国全体を政治の泥沼に引きずり込もうとする一部の人々の試みを許さない」とも述べた。
大統領府は司法省の捜査の結果、「証拠が確認されれば訴追される可能性がある」としている。