日本百貨店協会が25日発表した10月の全国百貨店売上高(既存店ベース)は、前年同月比0.7%減の4477億円だった。マイナスは32カ月ぶり。記録的な暑さでコートやマフラーなど秋冬物の衣料品が苦戦した。
免税売上高は32.3%増の508億円でプラス基調を維持した。化粧品や高級ブランド品が押し上げた。2024年1~10月期の合計は5347億円。2カ月を残した段階で、年間のデータがそろう15年以降、初めて5千億円を突破した。
10月の売上高を商品別に見ると、衣料品が32カ月ぶりに減少。値上げの影響で食料品は4カ月連続でマイナスとなった。