【ニューヨーク共同】米紙ウォールストリート・ジャーナルは25日までに、米電気自動車(EV)大手テスラが米南部テキサス州の工場から出た廃水を州の規定に違反する方法で下水道に流すなど環境規制に繰り返し反したと伝えた。増産計画を優先し、必要な措置を放置していた可能性がある。
開示された行政文書などを基に報じた。EV生産に関連する工場から出た塗料や油といった有害物質を含んだ廃水を適切に処理せず、下水道に流していたという。
テスラの幹部は、問題を認識しながらも生産が滞るのを避けるため、短期的な対応にとどまっていたほか、従業員は解雇を恐れて環境リスクを指摘できなかったとしている。