空調メーカーのダイキン工業は26日、米国のコープランドと協業し、エアコンの室外機に組み込まれ、心臓の役割を果たす「圧縮機」を製造、販売する企業を共同で設立すると発表した。米国の住宅用空調市場への供給を拡大する狙い。
コープランドは空調の他、輸送用の冷凍機や冷蔵庫などに使われる圧縮機を幅広く手がける。新会社はダイキンが49%、コープランドが51%を出資し、米国に設立する。両社で約7億5千万円を出資。ダイキン側から2人の取締役を出す。
設立時期は2025年1月ごろの見通しで、当初はダイキンの圧縮機のサンプルをコープランドの顧客に提供。将来的には工場を建設することも検討している。