首都圏地盤のスーパー、オーケー(横浜市)は26日、大阪府東大阪市に関西1号店となる「オーケー高井田店」を開業した。オーケーは2021年に関西スーパーマーケット(兵庫県伊丹市)の買収を目指したが実現せず、念願の関西進出となる。毎日の安売りを看板にするオーケーの出店で、スーパー各社の競争が激しくなりそうだ。
オーケーは関西で、大阪府と兵庫県に絞って店舗網を拡大する方針だ。京都府は土地取得などの条件が整わず原則、出店を見送るという。25年1月に兵庫県西宮市に2号店、同年中に3号店を計画している。3号店の立地は公表していない。
高井田店は地下1階が売り場で面積は2545平方メートル。オーケーとしては大型店という。関西の拠点となる事務所も5階に置いた。1階は100円ショップ「ダイソー」が入居し、2~4階は駐車場とした。
開店前には約300人が行列。近所に住むパート勤務の女性(55)は「周囲のスーパーに比べてトマトや魚が安かった」と話した。二宮涼太郎社長は「非常に手応えを感じている」と述べた。