【フィウッジ共同】イタリア中部で開かれた先進7カ国（G7）外相会合は26日、ウクライナ情勢を巡り、北朝鮮の派兵などロ朝の軍事協力拡大への対抗策を協議した。ロシアは極超音速の最新式中距離弾道ミサイルを使用して欧州への威嚇も強めており、危機感を共有する方針だ。インド太平洋地域の安定も議論し、2日間の日程を終える。
外相会合は中部フィウッジとアナーニを会場に開催。25日は中東情勢を議題とし、国際刑事裁判所がイスラエルのネタニヤフ首相やガラント前国防相に出した逮捕状への対応などを話し合った。議長国イタリアのタヤーニ外相は記者会見で「G7としての共通した立場を模索している」と述べた。