子宮頸がんを予防するヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン接種を巡り、厚生労働省は27日、積極的勧奨の一時中止により接種機会を逃した女性に対する無料の救済措置の期限を最長1年延長する方針を決めた。同日の専門部会で了承された。通常必要な3回接種のうち、少なくとも1回は当初の期限である来年3月までに受けることが条件。
救済措置は「キャッチアップ接種」と呼ばれ、1997年4月2日~2008年4月1日生まれの女性が対象。1年延長に伴い、09年4月1日生まれまでの女性も対象に加える。
今夏以降ワクチンの需要が大幅に増加し、一時出荷数が抑えられていた。