JR東日本千葉支社は27日、乗客が少ないため赤字となっている久留里線の久留里―上総亀山間(9.6キロ)について「バスなどを中心とした新たな交通体系へのモードチェンジを図ることが必要」との見解を公表した。沿線の千葉県君津市には、既に意向を伝えた。市は県やJR東、バス事業者などでつくる会議で具体案を協議する考え。
千葉市内で記者会見した土沢壇支社長は「鉄道で地域の役に立てていない。バスの柔軟性で、さらなる地域活性化に取り組みたい」と述べた。
同支社の構想では、バスは決まった路線を定時で走る形とし、通院や通学で便利になるよう停留所や経路を設定する。