国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在する宇宙航空研究開発機構(JAXA)の大西卓哉飛行士(48)が27日、東京都内で記者会見し「私のISS滞在は今回で最後になるだろう。培った経験、知識の集大成になるよう成し遂げたい」と意気込みを語った。滞在は早ければ2025年2月から約半年間で、16年以来2度目となる。
大西さんは滞在中、日本の実験棟「きぼう」で、将来の月探査で使われる生命維持システムの実証実験などに取り組む。ショウジョウバエを使ったがん治療薬の研究なども予定されている。ロボットアームで、民間や大学が開発する超小型衛星を放出する作業も行う。