能登半島地震で被災した石川県輪島市は28日、市立小学校について、現在の9校を3校に再編する案を検討中だと明らかにした。災害で児童数の減少が加速しているため。専門家やPTAなどでつくる委員会が再編案を答申。市は今後、保護者説明会などを経て年度内に方針をまとめる。
委員会は今月20日、市中心部の6校と門前町の2校をそれぞれ1校に統合、町野町の1校は中学校との小中一貫校に再編する案を示した。
現在、市内中心部にある6校は1校の敷地内に建てた仮設校舎で合同授業をしている。門前町の2校は中学校の校舎を間借り。9月の豪雨で浸水した町野町の1校は、能登町の小学校を借りている。